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オキナワへ単身プチ移住-つれづれなるままに


by wildflower96
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「ヤマト」?「本土」?「内地」?本土の呼び方について。

オキナワに来るまでは本土・・・いわばヨコハマや東京、大阪、九州等沖縄県以外の土地を「内地」と呼ぶことは1回もなかった。「内地」と呼ぶようになったのはオキナワに来てからだ。

オキナワに来ていろんな人と会って話すと、沖縄に住む人々はウチナンチュー、ナイチャー関係なくみんな、沖縄県以外の土地をひとくくりに「内地」もしくは「本土」と呼ぶ。公的機関も然りだ。
みーんな、「内地から来たんですか?」と聞いてくる。「ヤマト」と呼ぶ人とはさすがに会ったことはないが、もしかすると戦前生まれの人は「ヤマト」と呼んでいるのかもしれない。
そのうち、自分もオキナワでのコミュニケーション疎通上欠かせない言葉として「内地」を度々使っている。呼び方は主に「内地」か「本土」が多いが、私と対応してくれた公的機関の皆さんは「内地」と呼んでいた為、私は何となく「内地」と呼んでいる。

この呼び方のほかに「日本」と呼ぶ人も少なからずいる。
沖縄県(本島ではなくさらに離島)出身の知人が沖縄県と内地の文化の比較について「日本は・・・」と話し出したとき、私は「え?自分、日本人でしょう?」とすかさず突っ込んだら、オキナワを詳しく知る先輩が「いや、むこうではそう呼ぶ人もいるんだよ」と教えてくれた。これにはちょっと面食らった。
「日本」なんて・・・よそよそしくないか・・・?!と思ったけれど、いろいろオキナワの戦争等歴史の背景について見聞していくうちに、「日本」がオキナワに対してやってきた行いが沖縄人に「日本」と呼ばせていることがわかった。これは仕方がないことだと思う。

今年で戦後60年。長いような年月だが、オキナワでは根強く戦争のしこりが残っているのだ。
by wildflower96 | 2005-07-14 22:22 | 日記